英検１級取得者の平均年収が約１１００万円って本当！？ネットの噂を徹底解説！

今回の記事はこの様なお悩みや疑問を解決します。
「英検１級　年収」といったキーワードで検索された方にピッタリの記事となっていますので、じっくりとご確認ください。

この記事を書いている人

今回は「英検１級取得者の平均年収が約１１００万円って本当！？ネットの噂を徹底解説！」というテーマで解説してきます。

英検１級取得者の平均年収が約１１００万円もあるって本当なの！？と感じた方はとても多いのではないでしょうか？

ネットの噂は真偽不明なものが多くあります。
今回の記事は、客観的な情報を根拠としてわかりやすく解説していきます。

それでは記事を見ていきましょう。

英検１級の概要

英検１級の平均年収について解説する前に、簡単に英検１級について確認していきましょう。

【ネットの噂】英検１級取得者の平均年収が約１１００万円って本当！？

まずは結論です。

英検１級取得者の平均年収が約１１００万円というネットの噂は「一部正しく」「一部間違っている」と言えます。

50代男性の英検1級取得者の平均年収は1,114万円

英ナビが実施したアンケート結果

英ナビが２０１６年３月に実施し１８２８人が回答したアンケート結果によると「５０代男性」の英検１級取得者の平均年収は「約１１１４万円」となっています。

上記グラフは英検公式サイトにて公開されている「40代、50代男性の英検最終取得級別の平均年収について調査した結果」となります。。
グラフからも「５０代男性」かつ英検１級取得者の平均年収が１１１４万円となっていることが読み取れると思います。

【参考】４０代男性の英検１級取得者の平均年収は８９９万円

グラフを読み取ると、４０代男性の英検１級取得者の平均年収は８９９万円となっています。

同じ１級取得者かつ、同じ性別であっても年代が異なる事によって約２００万円ほどの平均年収の差が出ている状況です。

グラフでは公開されていませんが、３０代男性や２０代男性となると更に年収は下がるものと考えられます。

英検１級取得者の平均年収が約１１００万円という噂が一部正しく一部間違っている理由

「英検１級取得者の平均年収が１１００万円」を文字通り読み取ると、英検１級取得者全員の平均年収が１１００万円となります。

しかし、上記に掲載したアンケート結果は英検１級取得者全員のものではありません。
あくまでも「４０代、５０代の男性」についてグラフ化したものとなります。
女性についてのアンケート結果ではありませんし、４０代、５０代以外の年代の男性のアンケート結果でもありません。

一部正しい点

「５０代男性」かつ英検１級取得者の平均年収が１１１４万円となっている点。
（英検１級取得者全員ではなく、あくまでも５０代男性という限定条件付き）

一部間違っている点

１１００万円という平均年収は英検取得者全員の平均年収ではない点。

ネットの噂の真偽について

５０代男性かつ英検１級取得者の平均年収である１１１４万円というアンケート結果について、「５０代男性」という条件が除外され、英検１級取得者全員の平均年収が１１００万円となっていたものと考えられます。

４０代男性、５０代男性共に英検１級取得者の平均年収が最も高い

ここでもう一度、英検公式サイトに公開されているグラフを確認してみましょう。

４０代男性、５０代男性共に英検１級取得者の平均年収が他の級に合格しているケースの平均年収よりも高い事が見て取れます。
更に具体的な平均年収の差は数百万単位で異なっており、英検１級を合格する事により年収が増える傾向が強い事がこのグラフから読み取れます。

英検１級合格が年収に与える影響

英検公式サイトが公開しているアンケート結果によれば、年代と性別は限定されるとはいえ、英検準１級合格者と英検１級合格者では数百万の平均年収の差がありました。

この点をもう少し深堀してみましょう。

仕事の幅を広げる

英検１級に合格する事は仕事の幅を広げる場合もあります。

例えば、英検１級合格前は英文メールのやり取りまでが仕事であった方が、英検１級合格後は外国人との会話やミーティング等も仕事の範囲となる方もいると考えられます。

仕事の幅が広がる事よって年収アップも十分期待できると思います。

昇進につながる

昨今のグローバルな社会において「英語力」を昇進の一つの要件と定めている企業は決して少なくありません。

英検１級は高い英語力の証明となるため、昇進に有利となる場合も十分考えられます。
昇進となれば、年収アップも当然期待できます。

自分のやりたい国際的な部署への異動につながる

流暢な英語を仕事で活用できる人材は決して多くはありません。

英検１級合格という一つの実績により、国際的な部署への異動につながるケースもあります。
国際的な部署については高い英語力が必須となっているケースもあり、結果として年収が増える場合もあると思います。

独立につながる

英検１級合格という、高い英語力を持っていれば独立にもつながってきます。

英語の指導だけではなく、自分の専門性にプラスαとして英語を追加するだけでもビジネスチャンスは広がっていきます。
独立となれば平均年収が大幅に増加するケースも考えられます。

平均年収を上げたいという場合、英検１級合格を目指すのも一つの選択肢

英検１級に合格すれば必ず平均年収が上がるという訳ではありません。

しかし、英検１級に合格するために相応の努力が必要であり、結果としてみについた高い英語力やそれを達成するまでの継続的な努力は「自分」という人材のより良いアピールにつながっていきます。

英検１級は「読む」「聞く」「書く」「話す」の四技能をバランス良く習得できると共に、「日常会話」とは異なる「アカデミックな英語」の知識も習得できます。
社会性の高い幅広い話題に対する英語力が習得できるため、平均年収を上げたいという方は英検１級に挑戦してみてはいかがでしょうか。

まとめ

英検１級取得者の平均年収が約１１００万円というネットの噂は一部正しく、一部間違っています。
あくまでも「５０代男性」に限った平均年収であり、英検１級取得者全員の平均年収ではない点に注意しましょう。

とはいえ、英検公式サイトに公開されている平均年収のグラフからは英検１級合格者が英検準１級以下の合格者に比べ数百万の平均年収の差が出ている事が読み取れます。
英検１級に合格すれば平均年収が増える事も期待できると思いますので、是非とも英検１級学習のモチベーションにつなげてください。