英検1級ライティングの採点は甘い!?ネットの噂にプロが徹底解説!

あゆみさん

先生、ネットの記事で「英検1級ライティングの採点が甘い」って見たけど本当なの!?

しんじさん

英検1級ライティングの採点が甘いならあんまり勉強しなくても大丈夫かな?
先生はどう思いますか!?

今回の記事はこの様な疑問やお悩みを解決します。

この記事を書いている人

英語試験ライティングセンター

13歳で英検1級合格や、ライティング満点取得者を複数輩出している英語試験ライティングセンターです。
ライティング対策を中心として、英検1級と準1級を専門的に対策しています。

完全無料のフリートライアルも随時実施中。豊富な合格実績はこちらから確認!

\この記事のメリット/
  • 英検1級ライティングの採点が甘いかどうかが分かる
  • なぜ英検1級ライティングの採点が甘いと一部で考えられているかが分かる
  • 英検1級ライティングで高スコアとなるためのポイントが分かる

今回は「英検1級ライティングの採点基準は甘いのか!?」というテーマで解説していきます。

英語試験ライティングセンターは英検1級ライティングの採点基準は甘いという指導を一度も行った事はありません。
そもそも、採点基準が甘いと考えた事すらありません。

しかし、英検1級の記事の中にはライティングの採点基準が甘いとしているものもあります。
弊社の経験も踏まえ、ネットの噂について徹底解説していきます。

それでは記事を見ていきましょう。

目次

英検1級ライティングは英検2級レベルの単語でOK!?

英検1級ライティングの採点基準が甘いという理由の一つとして「英検1級ライティングは英検2級レベルの単語を記載すれば良い」というものがある様です。

この点は、考え方次第で部分的に正しいとも、間違っているとも考えられます。

先生

詳しく解説していきます。

英検1級ライティングは、英検1級の単語帳に記載されている単語を記載する必要はない

英語試験ライティングセンターの実際のお客様で下記の様に誤解されている弁護士の生徒様がおりました。(実話です)

英検1級ライティングは英検1級の単語帳に出てくるような単語を記載しなければいけない試験である。

英検1級の単語帳はあくまでもリーディング対策の書籍です。
決してライティング対策という訳ではありません。

英検1級の単語帳に出てくるような単語をライティングに書く事ができれば一番良いですが、その実力は英検1級を遥かに超える実力です。
英検1級の単語帳に出てくる単語を全く記載せずとも英検1級ライティングで高スコアを獲得する事は可能です。

英検1級の単語帳ではなく、英検2級の単語帳に出てくるような単語を記載できれば良いというのは部分的には正しいです。

しかし、次の様な問題もあります。

「読める事」と「書ける事」は全く違う

英検2級レベルの単語と聞くと、すでに英検2級合格されている英検1級に挑戦している方々は簡単に聞こえるかもしれません。
しかし、重要な観点が抜け落ちています。

「読める事」と「書ける事」は求められる実力が異なります。

確かに英検1級に挑戦されている方々は英検2級の単語を読む事は難しくないと思います。
では、英検2級の単語を書く事は簡単にできるでしょうか。

英検2級相当の単語をライティングとして書き慣れていると言える状況か自問自答してみましょう。

英検2級相当の単語をライティングとして完全に書き慣れており、不自由なくライティング出来る実力という場合、英検1級ライティングでも高スコアが期待できます。

しかし、弊社の経験上、その様な実力をもっている英検1級の生徒様は決して多くありません。

先生

読める事と書ける事は求められる実力が大きく異なります。
よって、英検1級ライティングの採点基準が甘いとは言い切れません。

英検1級ライティング対策専門書籍に記載されている英語表現が簡単!?

英検1級ライティングの採点基準が甘い他の理由としては、英検1級ライティング対策専門書籍に記載されている表現が簡単であるという意見もありました。

しかし、英語試験ライティングセンターは簡単とは言い切れないと考えています。

英検準1級に合格したばかりの生徒様について、英検1級ライティング対策書籍の英語表現を確認いただくと、大多数、実質的にはほぼ全ての人が「難しい」「現時点の実力では書く事ができない」と感じられます。

英検1級ライティング対策書籍は「英語表現」だけではなく「日本語訳」も記載されています。
では英検準1級に合格したばかりの生徒様が「日本語訳」のみを見て、すらすらと正しい英語表現が出てくるでしょうか。

弊社の経験上、ほぼ全ての人は「日本語訳」を見たとしてもそれに対応する英語表現がすらすらと書けません。

書けないというよりも、書いた事すらない英語表現が多く含まれる状況かと思います。
試験本番でライティング対策書籍の様な英語表現を記載するためには「日本語訳」がない状況で記載する必要があります。
日本語訳がある状況でも書けないのに、日本語訳がない試験本番では書けるはずもありません。

先生

元々の実力がすでにとても高い方にとっては英検1級ライティング対策書籍の表現が簡単な場合もあります。
しかし、英検準1級にギリギリ合格できた直後の方にとって、英検1級ライティング対策書籍の表現が簡単なはずがありません。

だからこそ、多くの方が対策書籍に記載されている様な表現を書ける様になるために「数十時間・百時間を超える学習時間」を費やし、書く事が出来る表現を増やすという努力を行う必要があります。

この観点からも英検1級ライティングの採点基準が甘いとは言い切れないと考えられます。

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先生

この記事が「いいな」「なるほど」と思った方は是非ともフリートライアルもお試しください。

テンプレートだけを覚えてしまえば高スコア!?

その他にも英検1級ライティングはテンプレートとして構成を覚えてしまえば高スコアが狙えるから、英検1級ライティングの採点基準は甘いという意見もありました。

しかし、英語試験ライティングセンターはその様には考えておりません。

英検1級ライティングにテンプレートって効果的なの?

テンプレートとは、一部の表現を固定化する事です。ひな形の様なイメージで良いと思います。

確かに、イントロダクションの記載やボディを三つ記載する事、コンクルージョンの記載について最低限のポイントを抑える事は効果的です。全く効果がないわけではありません。

だからといって、英検1級ライティングのテンプレートを覚えるだけで高スコアとなるわけではありません。
「採点基準が甘い」という判断につながるほどの効果もありません。

例えば、各ボディの第一センテンスとしてFirst,やSecond,といった記載を英検1級ライティングのテンプレートとして勧めている人も中にはいます。
もう少しレベルが上がるとFirst,という記載ではなくもう少し難度の高い表現とする人もいます。
First,に変わる表現として語数を費やして、自分の実力をアピールしようと事前にテンプレート化する人もいます。

First,に相当する様な表現で語数を稼ぐことは関心しません。
何よりも大事なのは、問題文に対して適切な解答とする事であり、その論理的な説明に語数を費やすべきと言えます。

先生

テンプレートの様に事前に決まった表現を覚えてしまう事は一定の効果が見込めますが、だからといって英検1級ライティングの採点基準が甘いといえるほど、それだけで高スコアが獲得できるものではありません。

英検1級らしいライティングとするためにも最低限の「型」を覚える事は必要です。
「型」を抑える事はあくまでも最低限の事であり、高スコアにつながるかどうかは別問題です。

当然、英検1級ライティングの採点基準が甘いという結論ともなり得ません。

参考情報 「こういう時はこういう表現」の一覧について

英検1級ライティングのテンプレートというわけではありませんが、「書く事ができる表現を増やす」事は実力アップにつながります。
特に「こういう事を表現したいときはこの言い回し」という事を事前に練習し、試験本番でスラスラ書けると良いです。

その場合、下記のウェブページを活用する事をおすすめしています。

Academic Phrasebankには様々な表現が記載されているため、とても参考になると思います。
使いやすい表現を自分の実力となるまで何度も練習すれば実力アップに貢献します。

先生

日本語訳も含まれる書籍も販売されています。

テンプレートだけでは高スコアとならない具体例について

英語試験ライティングセンターではテンプレートの指導というものは行っていません。
あくまでも最低限のポイントを抑え、英検1級らしいライティングとする事を指導しています。

しかし、それらのポイントを抑えたとしても実際の内容次第では好ましくないライティングとなり得る場合もあります。
最も起こり得る具体例として、問題文に対する解答が適切ではない場合があります。

問題文が求めている内容とは異なる解答となっている、解答が逸れてしまっている、そもそも問題文が求めている内容について解答していない場合、どんなに英検1級らしい型であってもスコアは伸びてきません。

先生

テンプレートを覚え、それさえ反映すれば高スコアとなるという考えは期限です。
英検1級ライティングの採点基準は甘くないです。

元々の実力が高い人の意見よりも、低い実力から改善した意見の方が大事

英検1級ライティングの採点が甘いという意見の方は「元々の実力が高い人」が多い様な気がします。
しかし、英検1級に挑戦する大多数の方は「元々の実力が高くない人」です。

元々の実力が高くない人が元々の実力が高い人の方法論や考えを鵜呑みする事は、必ずしも良い事ではありません。

どちらかというと、元々低い実力であったが努力の末、高スコアにつながった人の意見の方が参考になると思います。

英語試験ライティングセンターは低い実力ながら、努力いただき合格となった生徒様を多くサポートしています。
その様な生徒様から「英検1級ライティングの採点が甘い」というご連絡となった事は過去に一度もありません。

この様な経験からも、英検1級ライティングの採点が甘いという誤解は避けて欲しいと考えています。

先生

前回のライティングのスコアが19点ながら、二か月のご利用期間で一気に9点アップの28点となった生徒様もおります。
是非とも合格のお声をご確認ください。

<参考情報>英検1級ライティングの採点は甘くない しかし、疑問に感じた事はある

これまで解説してきた通り、英検1級ライティングの採点が甘いとは言えません。
今後、英語試験ライティングセンターが英検1級ライティングの採点が甘いと指導する事もありません。

しかし、英語試験ライティングセンターの経験上、採点に疑問を感じた事があります。

先生

まずは以下の記事をご確認ください。

弊社の生徒様について、試験本番で出題された単語の意味が分からず、真逆の解答としてしまったケースです。

この生徒様は問題文に含まれていたEconomic sanctionsという言葉の意味が把握できませんでした。
Economic santionsは「経済制裁」という意味です。ネガティブなニュアンスを含みます。

Economic santionsという言葉が把握できなかったこの生徒様は、「経済支援」というポジティブなニュアンスであると予想しライティングを行いました。

つまり、実際のライティングは問題文が求めている内容とは真逆とも言えるかけ離れた内容となってしまいました。

先生

英検公式サイトでは次の様に注意喚起がなされています。

英検公式サイト

問題文に対して適切な解答となっていない事は間違いない状況であり、高スコアどころか非常に低いスコアとなる事を予想していました。
しかし、実際のスコアは弊社の予想に反するものでした。

先生

記事では実際のスコアが何点だったのかの情報は記載しておりませんが、弊社の有料プランのお客様についてはご希望されればお伝えしております。

英検1級ライティングの採点基準が甘いというわけではないのですが、ごくまれに疑問に感じるスコアが出来る事も弊社の経験上あります。
あくまでも参考情報となります。

まとめ

英検1級ライティングの採点が甘いとは言えません。
これまでその様な指導を実施した事も、これからその様な指導を実施する事もありません。

重要なのは英検1級ライティングの採点が甘いかどうかではなく、英検1級ライティングの採点についてどの様な観点からなされているのか、英検側がどの様なライティングを求めているのかを理解し、英検側に寄せたライティングを書ける様になるために自分の実力を向上する事です。

英語試験ライティングセンターは、プランによって「英検側に寄せるライティングがどういうものなのか」を合理的に解説しています。
英検1級ライティングの採点が甘いと考える事なく、どの様なライティングとすべきかを理解し、その為の努力を行っていきましょう。

先生

以上で今回の記事は終了です。
お申し込み等は下記のボタンからお願いします。

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