本記事は2024年第1回試験よりも前に実施されていた試験を対象とした記事となります。
2024年第1回試験からはリーディングの問題数が減り、ライティングの問題数が増えておりますのでご注意ください。
英検1級を受験したいと思います!
筆記試験の時間配分をどうしようか悩んでいます。
僕は英検準1級を受験します。
時間内にライティングが書き終わるか不安なので時間配分についてアドバイスがほしいです。
今回の記事はこの様なお悩みや疑問を解決します。
「英検1級 時間配分」「英検準1級 時間配分」といったキーワードで検索をされた方にぴったりの記事となっております。
この記事を書いている人
英語試験ライティングセンター
13歳で英検1級合格や、ライティング満点取得者を複数輩出している英語試験ライティングセンターです。
ライティング対策を中心として、英検1級と準1級を専門的に対策しています。
完全無料のフリートライアルも随時実施中。豊富な合格実績はこちらから確認!
- 英検1級の時間配分について理解できる
- 英検準1級の時間配分について理解できる
- その他、時間配分に関するアドバイスが確認できる
今回は「【英検1級 英検準1級】試験本番の時間配分について徹底解説!」というテーマです。
「英検1級や英検準1級の筆記試験について、時間配分をどうすれば良いか分からない!!」という方は非常に多いのではないでしょうか。
英検1級・英検準1級に合格するためにはできる限り筆記試験の制限時間内に全ての問題に解答する必要があります。
解答するだけではなく見直しの時間もほしいところです。
そこで英語試験ライティングセンターの経験もふまえ、時間配分についてどうすれば良いかという点についてじっくりと解説していきます。
記事の最後では、この記事を見た方限定の無料対応についてご案内しています。
是非とも最後までご確認ください。
時間配分が合否を分ける!?
合否を分けるポイントというほど大げさなものではない
英検1級・英検準1級の時間配分について「合否を分けるポイントである」と考えている方は一定数います。
しかし、実際はそこまで大げさなものではありません。
ギリギリ合格できる実力という場合、時間配分が合否を分けるケースもありますが、必ずしも全ての受験者にとって合否を分けるポイントという訳ではありません。
合格を目指す場合、抑えておくべきポイントの1つ
時間配分について合否を分けるポイントというほどではありませんが、抑えておくべきポイントの一つです。
事前に時間配分をしっかりと把握しておくことにより、試験本番の焦りや緊張を抑える事ができるだけではなく、合格できる可能性の底上げにつながります。
時間切れになってしまい、一部未回答となってしまうケースもある
時間配分を全く考えずに試験に望んだ場合、問題なく全問に回答できる方もいれば、一部未回答となってしまう方もいます。
未回答となってしまうと、合格できる可能性は下がってしまいます。
無計画に試験に挑まない事が重要
英検1級・英検準1級の合格可能性を少しでも上げる為には無計画に試験に挑戦するのではなく、しっかりと時間配分を検討し、実践していきましょう。
抑えるべきポイントをしっかりと抑えていくことが合格につながっていきます。
英検1級・英検準1級の試験時間について
それぞれの時間について
英検1級
- 筆記試験:100分
- リスニング:約35分
- 面接:約10分
英検準1級
- 筆記試験:90分
- リスニング:約30分
- 面接:約8分
いずれも英検1級の方が英検準1級よりも試験時間が長くなっています。
時間配分が必要なのは筆記試験
時間配分を考えるべきは筆記試験です。
リスニングと面接については流れですすんでいくため、時間配分を気にする必要はありません。
筆記試験はリーディングと英作文(ライティング)が含まれます。
英検1級であれば100分、英検準1級であれば90分という筆記試験の試験時間内で、適切に回答するために時間配分を考えていきましょう。
英検1級 英検準1級の時間配分について
英検1級と英検準1級の時間配分について目安となる例をご紹介します。
詳しくは後述しますが、時間配分は必ずしも全ての方に共通するものではありません。
それぞれの方の実力等により、若干の違いは必ずあります。
英検1級の時間配分の目安(試験時間は100分)
大問1 | 15分 |
大問2 | 10分 |
大問3ー1 | 10分 |
大問3-2 | 10分 |
大問3-3 | 15分 |
英作文 | 25分~30分 |
見直し | 5分 |
時間が少し余る配分となっています。
長文の時間がタイトであるため、長文にもう少し配分しても良いです。
英検準1級の時間配分の目安(試験時間は90分)
大問1 | 20分 |
大問2 | 12分 |
大問3ー1 | 8分 |
大問3-2 | 8分 |
大問3-3 | 10分 |
英作文 | 25分~27分 |
見直し | 5分 |
この記事が「いいな」「なるほど」と思った方は是非ともフリートライアルもお試しください。
英検1級 英検準1級の時間配分のコツについて
コツその1 英作文には絶対に25分は確保する
英作文で高スコアを獲得する事はグッと合格に近づく事ができます。
英作文で高スコアを獲得するためには、問われている事に対してしっかりと解答しているライティングを書きあげる必要があります。
ライティングを試験時間内に書きあげる事ができない場合、どうしてもライティングのスコアが下がってしまうため最低でも25分は配分した上でライティングに取り組む事がおすすめです。
コツその2 判断がつかない語彙問題にあまり時間をかけない
試験である以上、どうしても分からない語彙問題が出題される場合があります。
特に英検1級 英検準1級は語彙のレベルが非常に高いため、選択肢で悩んでしまう事もあると思います。
しかし、どれが正解か判断がつかない語彙問題に時間をかけてしまうと、制限時間内に解答しきれない可能性が出てきてしまいます。
上述した時間配分の目安や自分なりの時間配分を事前に設定の上、時間配分以上に時間がかかってしまう場合はその問題の正答にこだわらないという判断がとても大事になってきます。
コツその3 必ず見直しの時間を加える
見直しの時間として5分を入れる事がとてもおすすめです。
試験本番は緊張もあり、マークする箇所を間違えてしまう場合もあります。
せっかく正しい解答が分かっていた場合でも、マークする箇所を間違えていると不正解となってしまう場合もあります。
時間配分は他の人と同じにする必要はない
好ましい時間配分はそれぞれの人によって異なります。他の人と同じにする必要はありません。
今回の記事で時間配分をご紹介していますが、あくまでも目安です。
必ずしもその通りの時間配分とする必要はありません。
目安としてご紹介した時間配分を基本としながら、自分にぴったりの時間配分を決めていくことが大事です。
過去問を実施して自分なりの時間配分を決めていこう
自分にとってぴったりの時間配分を確認するためには過去問を実施する事が大切です。
英検1級 英検準1級の過去問は英検公式サイトに過去3回分が公開されているだけではなく、市販の過去問題集もあります。
まずは時間配分の目安を参考としながら、しっかりと時間をはかって過去問に取り組んでみましょう。
時間配分の目安通りに解答出来る場合もありますが、目安とは異なる場合もあると思います。
時間配分についてとても良く分かりました。
どうしても、時間配分通りに解答できない場合はどの様に対策すれば良いですか?
それでは次に、各問題の解答についてどうすれば時間を短縮できるかについて解説していきます。
英検1級 英検準1級 語彙問題を早く解答できる様になる3つのポイント
ポイントその1 単語書籍に記載されている単語はほぼ完璧にする
語彙問題に時間がかかってしまうのは「語彙力の不足」が主な原因です。
語彙力を向上させるためには、英検1級 英検準1級の単語専門書籍、つまり単語帳を活用する事が効果的です。
単語書籍に記載されている単語の90%を覚えている人と30%しか覚えていない人では解答スピードに差が出てくることは当然です。
まずは反復継続的に単語を覚え、最終的に単語は完璧に覚えたと言えるぐらいの状態まで仕上げていきましょう。
場合によっては、アプリ等を活用して単語を覚えていくこともOKです。
必ずしも完璧にする必要はありませんが9割ほどは暗記を完了させると良いです。
ポイントその2 語彙問題専門の演習に取り組む
英検1級 英検準1級共にジャパンタイムズが出版している下記の書籍がおすすめです。
「単語帳だけ」「語彙専門の演習問題だけ」を取り組んだ結果、早く解答できる様になるケースもありますが、両方を活用するとより効果的です。
ポイントその3 自分ルールを設定する
すでに解説した通り、どうしても判断がつかない問題にあまり時間をかける事は好ましくありません。
よって「~秒悩んだら、明らかに異なる選択肢を除外し、勘でマークシートを塗ってしまう」という自分ルールを設定する事も一つの選択肢です。
分からない語彙問題をどうにか分かろうとして時間をかける事よりも、時間内に全ての問題に解答し高スコアを獲得する事が大切という事を意識しましょう。
最初から勘で解答するのではなく、明らかに異なる選択肢を除外する事を忘れない様にしましょう。
英検1級 英検準1級 長文を早く解答できる様になる4つのポイント
ポイントその1 単語力を高める
長文を早く解答できる様になるためには単語力を高める事が最も効果的です。
単語力が不足していれば、どうしても読むスピードが落ちてしまい結果として解答スピードが落ちます。
単語力は長文にも不可欠であるとお考えください。
人によっては、長文専門の学習を行わずに単語を完璧としたのみで早く解答できる様になるケースや、高い正答率となるケースもあります。
単語力はとても大事です。
ポイントその2 選択肢を先に確認する
このポイントはすでに実施されている方もとても多いと思います。
選択肢を先に確認する事によって、長文を素早く解答できるケースは多いです。
選択肢を先に確認していなかったという方は、是非とも1回試してみましょう。
ポイントその3 英字新聞を読み込む
毎日10分や15分でも良いので継続していくと効果が期待できます。
もちろん、紙ベースの新聞に限った事ではなくウェブに記載されているものでもOKです。
リーディングだけではなく、ライティングにもプラスとなる場合もあります。
ポイントその4 長文専門の問題集や過去問に取り組む
長文の解答を早める為には、実際の問題に取り組む事も効果的です。
但し、基本的な単語力が不足している状況で長文専門の演習ばかりに取り組んでもあまり効果は期待できません。
単語力という基礎ができているからこそ、長文の演習にも効果が期待できます。
その点について誤解しない様に注意しましょう。
多くのテーマに関する長文を地道に読み込んでいけば、解答スピードもきっと改善してくると思います。
とにかく単語力が大事である事を認識しましょう。
好ましい英作文を配分した時間内に書きあげる3つのポイント
ポイントその1 英語試験ライティングセンターのサービスを受ける
プランによって細かい対応は異なりますが「なぜ好ましいライティングではないのか」という不足している点の指摘だけではなく「どの様な学習をすれば実力が向上するのか」「なぜその様な学習をする事によって実力が伸びるのかという合理的な説明」も実施しています。
お客様としても「自分が改善すべき点は~であり、その為には~という学習を実施する必要があり、その理由は~である。」という点を把握できます。
自分のライティングと良いライティングの差を理解し、その差を埋めるための学習方法の指導を実施するため安心してライティング対策に取り組む事ができると共に、結果として時間内に好ましいライティングが書ける様になってきます。
ポイントその2 英検側に寄せた構成や記載すべき内容を事前に把握する
英検1級 英検準1級の受験者は常に「審査される側」です。
英検側は常に「審査する側」であり、事前に定められている観点に基づき採点を実施します。
言い換えると「英検側として好ましいライティングのイメージ」があり、そのイメージに沿ったライティングを意識的に作成する事が大事になってきます。
英検側が求めているライティングというものをある程度事前に把握できれば、時間内に好ましいライティングを書ける可能性はグッと高くなります。
英検側が求めているライティングというものがどうしても分からないという場合は英語試験ライティングセンターのサービスを受けましょう。
ポイントその3 インプット学習を行い、書く事ができる英語表現を増やす
ライティングの実力が高い方と向上途中の方には様々な実力の違いがありますが、その内の1つとして、書く事ができる表現の数があります。
分かりやすく言い換えると、実力が高い方は書く事ができるが向上途中の方は書く事ができない表現があるという事です。
自分自身の実力として書く事ができる表現を増やす為には、インプット学習を行い「書く事が出来る表現を増やす学習」を行う必要があります。
このインプット学習の大切さを認識できる方は短期間でも実力を伸ばせる可能性があります。
必ずしも同じというわけではありませんが、書けない漢字を書ける様になるために何度も練習する事と似ています。
スポーツや音楽等に例えれば、出来ない事を出来る様になる練習を行う事と言えるかと思います。
時間配分内で解答できる様になるためにも、上記を実践してみます。
ところで先生、万が一試験本番で時間が足りなくなりそうな時はどうすれば良いですか。
前もって対策する事が好ましいですが、万が一時間が足りない場合について解説していきます。
試験本番でどうしても時間が足りない時のヒント
分からない問題は飛ばす
判断がつかない問題についてはあまり時間をかけすぎないという事をお伝えしましたが、どうしても分からない時は割り切ってとばしてしまいましょう。
マークシートは必ず全てぬりつぶす
どうしても時間が足りず、全ての問題に解答出来ない場合でも必ずマークシートは塗りつぶしましょう。
合格となる可能性を少しでも上げる努力を行う事が大切です。
ライティングを書きあげる事を優先する
どうしても時間が足りない場合でもライティングは必ず書きあげましょう。
リーディングを全問解答する事よりも、ライティングを書きあげる事を優先してください。
絶対的な事ではありませんが、ライティングを書きあげる事を優先した方がより良い結果につながりやすいと思います。
この記事が「いいな」「なるほど」と思った方は是非ともフリートライアルもお試しください。
<注意>その他、時間配分に関する注意事項
リスニングの先読みについて
リスニングの先読みとは、筆記試験の時間内にリスニングの選択肢等を事前に確認する事を言います。
事前にリスニングの選択肢等を確認する事により、リスニングの正答数が増えるかもしれないという方法論です。
しかし、英語試験ライティングセンターとしてはリスニングの先読みは推奨しておりません。
上述の通り、リスニングの先読みは筆記試験の時間内に行う必要があります。
筆記試験の試験時間に非常に余裕があるという方は行っても良いと思いますが「リスニングの先読み」をするための時間を時間配分に組み込む事はお勧めしません。
筆記試験は、筆記試験にしっかりと取り組む事がおすすめです。
英作文に先に取り組む、もしくは先に英作文のトピックを確認する
英作文は非常に重要であるため、必ず試験時間内に書きあげる必要があります。
そのため、英作文をリーディングに取り組む前に書き上げるという自分ルールを設定している方もいます。
また、試験が始まった時点で英作文のトピックを確認しリーディングの解答をしながらライティングのアイデアを同時に考えていくという方もいます。
英語試験ライティングセンターとしては、これらについて推奨も非推奨もしておりません。
英作文に先に取り組む事によって安心する方もいれば、リーディングから取り組む方がやりやすいという方もいます。
事前にトピックを確認した方がアイデア出しに効果的という方もいれば、リーディングに集中できないという方もいます。
後日の追記
英検1級限定とはなりますが、英作文に先に取り組む、もしくは先に英作文のトピックを確認するという取り組みを「自発的に」行った生徒様について試験結果が好ましいものにつながらない傾向が見受けられます。
よって、英検1級対策限定とはなりますが現在の一般的な指導としては英作文に先に取り組む、もしくは先に英作文のトピックを確認する事なくリーディングから取り組むという事を「一般的」には推奨しています。
英検1級 英検準1級 時間配分に関するQ&A
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まとめ
今回は英検1級 英検準1級の時間配分について解説してきました。
元々の実力が高い方は時間配分を気にする事なく合格となりますし、どうしても実力が合格水準を大きく下回る場合は時間配分を気にしても不合格となってしまいます。
しかし、ギリギリ合格できる方にとっては合否を分けるポイントとなる場合もあります。
魔法の様な効果があるわけではありませんが、自分なりに時間配分を決定する事はプラスになると思いますのでこの記事を参考の上、実施してみましょう。
以上で今回の記事は終了です。
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